2011年05月
2011年05月22日
Greetings from New Zealand Ｅｒｉｃ 川辺
Hi mate,
I enjoyed reading the 33 Blog. So I thought I should send one to 33Blog in return.
Its autumn here in New Zealand now.
We, my faimily and two grand kids have visited Tongariro National Park which is only two
hours drive away from my home.
The Mt Ngarahoe looks just like Mt Fuji.
And it was a beautiful day.
We stayed at the chatoue on the mountain the night.
As for myself, I have been busy writing a book for the daily farmers in Japan.
It is about pasture grazing management based on grassland ecosystem.
It will be published by DailyMan co in Hokkaido this summer in japan.
Cheers to all
Dr Eric Kawabe (phD in Ag Science)
You have been sent 3 pictures.
Puaiti scenery Roro show Ruapehu Jan.Feb2011 248.jpg Puaiti scenery Roro show Ruapehu
Jan.Feb2011 253.jpg Puaiti scenery Roro show Ruapehu Jan.Feb2011 260.jpg
These pictures were sent with Picasa, from Google.
Try it out here: http://picasa.google.com/
2011年05月20日
名取典子さんの個展 五十嵐 眞
5月16日から1週間、青山通り1丁目の１つ裏通りのギャラリーで名取典子さんの個展が開かれています。
東北大地震や福島原発など殺伐とした話題の中、名取さんの洒落ていて落ち着いた画を見ていると心が休まります。
この記事のＢＬＯＧ掲載が間に合えばぜひご覧ください。
(画面をクリックすると拡大してご覧になれます）
Ｇallery 2104
港区南青山2−10−4 03−5411−2104
2011年05月18日
福島原発大事故−−その4、今度は数値について 西 俊久
小佐古内閣官房参与が「文科省が校庭利用の目安として採用した20��Svとはとんでもなく高い数値」であるとしてを抗議の辞任したことに関連して、20��Svという数字にこだわっていると問題の本質を見落とすと書いた。その後も、日本弁護士連合会、日本医師会、民主党空本議員などから一斉に大幅に引き下げを求める声が上がっている。はたしてこの基準値なるものは妥当なものか。
結論として私は、この基準値は妥当なものであると考えて居る。更に一歩進めて「現段階では、大部分の一般市民健康への影響はゼロと言っていい」と考えており、これを踏まえて今後の自身(及び家族)の行動基準とする事にしてる。
「お前に安全と言われてもね・・」という声が聞こえてくる。私としても、政府
/東電/学者/メディア等々誰でもよいから、信頼するに足りる指針を聞かせて欲
しいと切望している。私たちの手許には、原爆被曝者、チェルノブイリ事故の被
曝者を対象にした追跡調査など膨大なデータが集積されている。それにも拘らず、発言者の立場によって、同じデータから全く正反対の結論が導き出されていることを日々目の当たりにする。誰の言うことを信じたらよいのか。結局は頼りに出来るのは自分だけ、自らの責任で巷に氾濫する情報を取捨選択する他ないと考えるに至った次第。
このように我ながら傲慢・不遜な発言をする理由がもう一つある。むしろこちら
の方が本当の理由なのだ。私たち日本人は1954年のビキニ環礁死の灰事件、60年代、70年代の核大国による大気圏内核実験、80年代にはチェルノブイリ爆発などを通じて、平常時の最高数十万倍にも及ぶ放射能に曝されて来た。つまりこの数十年間というもの日本人は、かつて人類が経験したことのない高レベルの放射線量に曝されて来たにも拘らず、日本は世界一の長寿国であり続けている。日本人は期せずして環境放射能影響の長期的人体実験に参加し、実績として問題ないことを示す生き証人となったのだ。その詳細は下記の通りである。
私は原発推進派でも反対派でもない。福島原発事故という未曾有の災害に直面して、どのように過ごしたら我が身(勿論家族、孫子を含め)の安全が図れるか、という全く利己的な立場からの意見であることを蛇足ながら付け加えたい。各位のご意見、ご叱責を賜れれば幸甚である。
記
(��)文科省の用いた20��Svという数値について
この数値は、国際放射線防護委員会(ICRP)が、原発事故収束後の被曝線量限度を10〜20��Svに引き上げる(従来は1��Sv〜20��Svとされていた)ように勧告したことを受けたもので、被曝総量が20��Svを超えることがないような対応をしつつ、10��Svまで戻すよう防護策を講じることを意味している。そのように考えれば、単に20��Svを引き下げろという主張は的外れと考える。
(��)被曝量に安全値というものはあるか。
安全値はないと考えるべきである。「現状の放射線量は全く健康上の問題はあり得ない」と強調する論者も、「何��Svなら絶対安全」とは言わない。被曝量は少ないに越したことはないので、これは当然である。
ところで「7000��Sv超の高線量に一気に被曝するとほぼ全員が死亡する」、
「500��Svに被曝すると一時的に白血球が減少するなどの症状が出る」、「年間200��Svより低い線量被曝では臨床症状は確認されていない」ということについては異論が出ていない。
一方では「年間100��Sv以下の被曝では健康に害はないという科学的根拠がある」、「1��Svというのは、原発など放射線取り扱い施設の敷地境界での放射線を1��Sv以内に抑えよという安全基準である。それが『1年間に受けてもよい数値』と誤り伝えられたものである」、「日本人は一年間平均2.4��Svの放射線に被曝しているし、ブラジル・ガラバリ地域では年間10��Svを被曝している。胸部エックス線を取れば一回で0.05��Sv、CTであれば6.9��Sv被曝する。野口宇宙飛行士は一日1��Sv被曝しつつ160日間宇宙研究所で過ごし計160��Sv被曝して地球に帰還したが何の健康障害もない。」と言う。
他方「10��Sv地域住民にガンが多いというわけではないが、長生きであるという証拠もない。人間は環境に順応するもの故、その地域の人間は人種的に放射線に対する抵抗力が強くなっている」などと科学者にあるまじき差別発言がある。とうてい受容できない。
(��)少線量の被曝とガン罹患
「100��Sv被曝すると発ガン頻度が0.5%増加する、つまりガン罹患者が1000人につき5人増える」というICRPによる調査報告がある。この結論に異を唱える説は見当たらない。
この報告について、一方では「1000人に5人罹患者が増えるということは日本の人口1億人の内50万人がガンになるということ、この数字は交通事故死の100倍で、看過できない」とする説があり、他方では「現状日本人の二人に一人はガンに罹患する。つまり5000万人はガンになる。被曝を避けて50万人の罹患者を減らすよりは、たばこ、アルコールの摂取を控えるなどしガン罹患者を減らす方がはるかに現実的である。」という説がある。
私には後者の説の方が遙かに受け入れやすい。
(��)1986年チェルノブイリ原発事故の影響について
事故の影響中唯一科学的根拠ある数値とされるのは、小児甲状腺ガンが4,000例発生しそのうち15人が死亡したというものである。胎児の奇形、乳児の死亡率を被曝と関連づけるデータはない。同地域はもともとヨウ素不足であったということが影響しているのかも知れない。日本においても事故後一時的に放射性降下物が平時の数十万倍になったが、それに伴う健康障害などは報告されていない。また近隣のポーランド、ドイツ、オーストリア、スイス、フランスなどの諸国では日本の数百倍の放射線量に曝されたが、健康障害などについて格別の影響は報告されていない。
(��)大気圏内核実験、チェルノブイリ事故などによる放射性降下物の蓄積
気象研究所は1954年ビキニ環礁内の核実験による死の灰事件以来、現在に至るまで放射性降下物の調査を継続している。1963年にはセシウム137が550,000��Bq/�屬箸い�最大値が観測されたが、1980大気圏核実験終了に伴い低下。1986年チェルノブイリ原発事故に伴い一時的に急増したがその影響は長くは続かず、1990年代には大きく低下し、以降数��Bq〜数十��Bq/�屬膿箘椶靴討い襦�
ところが福島原発事故以降、何故かこの貴重なデータは引用されていない。気象研究所としても積極的にこのデータ利用を推進する意図はないようだ。事故後しばらくの間、埼玉県による調査報告が唯一公表されているデータであったが、5月6日に文科省/米国エネルギー庁による「福島原発から80�匏�内のセシウム134/137の地表面への蓄積量調査報告」が、更に5月14日に山崎秀夫近畿大学教授により「東京都土壌の放射性セシウム濃度」が報告された。
これらのデータから推察するに、今般の事故により拡散、蓄積される放射性物質による影響が、大気圏内核実験などにより数十年間降下、蓄積された膨大な放射性物質によるものを上回ることはないと考えられるのである。
以上
2011年05月10日
福島原発大事故その３――数字の一人歩きを排す 西 俊久
大変だ、毎日脳の一部が死んでゆく。
まあ、慌てるな。10万個という数字に脅かされてはいけない。140億個のニューロンが全滅するには400年(100,000個×400×365＝14,000,000,000)を要するのだから。
しかも、脳の機能はニューロンの数により決まるのではない、いかにニューロン
同士がつながりあい、情報のやりとりが出来るかが重要なのである。そしてこの回路は20歳を過ぎた後も作り続けることができるので、いくつになっても新しいことを覚えることができる。
突然何を言い出したか？
4月30日、内閣官房参与、小佐古敏荘東京大学院教授が突然辞表を提出した。「校庭利用につき文科省が採用した年間被曝量20��Svというのは、とんでもなく高い数値、容認したら、自分の学者生命は終わり、自分の子供をそんな目に遭わせるのは絶対厭だ」と述べ、涙の記者会見を行った。20��Svは高すぎる、政府は即時撤回せよという声が国内外からわき上がる。
果たして大先生が言われる様に「20��Svというのはとんでもない数値」なのか。私なりに考えを巡らせたところ「20��Svという数値の大小が問題なのではない。その数値を導く過程、経緯にこそ真の問題が潜んでいる、数字に惑わされては本質を見失う」という結論に至ったことを言いたかったのである。
ここまで書いて、私のしていることは、揚げ足取りばかり、何一つ建設的なこと
をやっていないことに思い至った。大上段に振りかぶって見たものの、賞味期限の内容ばかり。全て反古にしなくてはと思う反面、せっかく私なりに時間を費やしまとめたもの、このまま提示して皆様のご叱責をお待ちするのも良いのではと考えた次第である。下記をご覧頂きたい。
記
私が上述の結論に至った経緯は下記の通りである。
(��)文科省の主張は？
「国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を踏まえて、年間1��Svから20��Svを学校の校舎・校庭などの利用判断の暫定的な目安とし、今後出来る限り、児童生徒などの受ける線量を減らしていくことが適切である。」「一日16時間を屋内(木造)、8時間を野外活動という生活パターンを想定すると、年間20��Svに到達する空間線量は時間あたり屋外3.8μSv、屋内木造1.52μSvである。従ってこれを下回る学校では児童生徒が平常通りの活動によって受ける線量が年間20��Svを超えることはないと考えられる。」
私の読む限りでは文科省は�’�間20��Svなら安全とは言って居ない、�△泙燭海猟銘里蓮∋�故後の経過措置として夏休み終了(8月下旬)までの期間を対象とした暫定的なものとし、今後の事態の変化により、この内容の変更や追加措置を行うことがある、としており一応筋の通ったものに思われる。
(��)そこで参与の辞意表明書を再読すると；
「内閣官房参与に任命されて以来、原子力災害の終熄にむけて、既存の政府の活動と重複することを避けるために、原子力災害対策本部、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、文科省他の活動を逐次リビューしそれらの活動の足らざる部分、不適当と考えられる部分があれば、それに対して情報提供し提言をするという形で助言してきた。」
「さらに全体は官邸の判断、政治家の判断とも関連するので、福山内閣官房副長官、細野総理補佐官、総理直命の空本衆院議員とも連携してきた。」
「原子力災害の対策は『法と正義』に則り行われるべき所、官邸及び行政機関はそのことを無視して、その場限りで『臨機応変な対応』を行い、事態収束を遅らせていたように見える。」
「緊急時には様々な特例を設けざるを得ないのであるが、それにも国際的な常識というものがある。文科省が今般採用している2��Svというのは学問上の見地からのみならず、自分のヒューマニズムからしても受け入れがたいものである。」
つまり2��Sv云々が辞任の真の理由ではない、むしろ官邸及び行政機関が、自分の主張を無視し、『法と正義』に則り行われるべき災害対策を、その場限りで『臨機応変な対応』を行っていることへの抗議が主な理由であると思われる。
(��)辞任騒ぎの直接の導火線となった文科省通知はどのようにして出されたか。
4月19日付文科省の広報「福島県内の学校等の校舎・校庭などの利用判断における暫定的な考え方について」に経緯が示されているが、これが誠に判りにくい。典型的な責任たらい回しの手法で一体どこに責任の主体があるのか判らないが、要するに；
�ゝ�案は文科省
�∈匈佳从�本部は、その案を原子力安全委員会に提示し助言を求める
�８胸厠楼汰完儖�会は、その案について「差し支えありません」と即日回答
�ず匈佳从�本部は、文科省、厚生労働省に対して原子力安全委員会から差し支えないとの回答を得たから、福島県に対し、適切に指導・助言を行われたいと指示。
�ヂ�日、文科省生涯学習政策局長、初等中等教育局長、科学技術・学術政策局長、スポーツ・青少年局長から福島県教育委員会、福島県知事、その他に対して「福島県内の学校等の校舎・校庭などの利用判断における暫定的な考え方について(通知)」が発出された。
ということである。
注目すべきは、上記�△�ら�イ泙任�4月19日一日の内に行われていることである。またこの過程での原子力安全委員会の対応に看過できないことがある。つまり一部委員だけの検討結果であり、議事録も残されていない。更に、委員会の全員一致と発表しているが、委員の一人本間俊充氏が「私は、20��Svは子供については適切ではないと申し上げた」と表明しているのである(江川紹子ジャーナル)
(��)総理、官邸は「専門家の意見に従って決めたことで、参与が場当たり的対応というのは当たらない」と言うが、参与も数多い「専門家」の一人として任命さ
れたものであり、他の専門家の意見を採用するのであれば相応の説明が参与に対してなされてしかるべき所、総理・官邸はそれを怠っている。
以上である。皆様のご感想、ご叱責をいただければ幸甚と考える次第。
以上
2011年05月09日
既存原発対策 小林 正英
大震災が引き金になった福島第一原発問題は技術的にも社会的にもたくさんの課題を残している。国民も多くを学びつつある。
工学部を卒業して技術屋としての人生を歩んで来た私も、原発が危機に瀕したときは先ず制御棒で核分裂をストップ（シャットダウン）させれば一安心だと思ってきた。ところが燃料棒は崩壊熱を当分の間出し続けその熱量が半端でないこと、また停止・点検中の原子炉でさえも相当の発熱があり、さらに驚いたことには使用済み核燃料プールというのもかなりアクティブで、懸命に冷却しなければならない、ということを知った。何のことは無い、原子力発電所の安全というのは、核分裂の制御と冷却系統の保全の一体システムなのだ。今回は冷却系統の保全が壊滅したことから、すべてが始まったと言って良いのだろう。
冷却系統の保全には緊急補助電源が二重三重に確保される必要があるが、想定外の津波で破壊されてしまったという。またポンプをはじめとする循環装置も破壊・冠水で使用不能になった。要は地震が来なくても、津波がこなくても何らかの理由で電気も水もなくなれば原子力発電所というものは、パーになる。こんなことでは原発全面禁止の意見が支配するかと思ったが、一部の世論調査によれば、ヒステリックな原発反対運動はマイナーで「原子力を含めた総合エネルギー政策の見直しが必要」ということを聞いて最近の日本人もなかなか冷静だなと思った。
菅総理は唐突に静岡県の浜岡原発を当分停止（どのような停止か不明）して、他の既存原発は停止させないという意向をしめしたが、大局的な筋の通った説明が必要なのではないだろうか。たとえば緊急時の冷却系統の保全について、個々の原発が備えるべき基準と、設置の優先順位を定め、新旧を問わず全原発にその工程表を原子力保安院に提出させる。その進行状況を見ながら停止すべき原発を順次交替に指定していくとか。いずれにせよ災害は確率的にやってくるというリスクは国民が負わねばならない。40年も前から騒がれていた東海大地震が発生する以前に阪神、新潟、今回の東日本と予想外の大地震が起こってしまったのだから。今回の経験を冷静に分析して、国家として既存原発に対する叡知の取組を期待したい。
以 上
